小グループで聖書を学ぶ
2 心を合わせ、祈り(使徒1:12〜26)

「心の門を開いて」

 生物のことでなくても、物事の始まりにはそのDNAがすでにあると言われます。今日の箇所は、初代教会の産屋と呼ばれるところです。まさに初代教会のDNAが入っているようです。それは、私たち現代の教会にも続くものです。どんな信仰のDNAを受け継いでいるのでしょうか。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 初代教会の始まりを示している初代教会の産屋、産室である家の屋上の間に、大勢の弟子たち集まっていました。名前の挙がっている人々は、どんな人々ですか。その性質はどうですか。そのように経歴や性質の違う人々が集まっていたら、どんな問題が起こりやすいと思いますか。
・13節/
・Tコリント12:20/(参考)

2 12使徒の中には、漁師もいれば、ローマ帝国の徴税官も、愛国者の熱心党員もいました。強がる人、感情的な人、批判的な人、疑り深い人がいました。社会では、人々の様々な違いによって争いや妬みが起こり、コミュニケーションの問題が生じています。ところが、この時の弟子たちの交わり、関係はどうですか。初代教会のどんな特徴があらわれていますか。他の箇所も参照しましょう。
・14節/
・使徒2:46,ピリピ2:2/

3 この初代教会のはじまりとなった共同体の特徴の1つは、「みな心を合わせ、心を一つにして」ということですが、なにもかも違う聖徒たちは、何によって心を一つにできたのでしょうか。そのためには、どのような心を持てと勧めていますか。その心の特徴は、どうですか。
・ピリピ2:5/
・ピリピ2:6〜8/

4 イエス様の心は、謙遜と従順です。違いが気になったら、イエス様の心を思い出します。自分のために十字架にかかられたイエス様を思いながら、人を憎んだり、争ったりはできません。聖徒たちは、心をあわせて何をしていましたか。初代教会のはじまり、屋上の間に集まった人々のしていたことは何ですか。
・14節/
・使徒12:12/

5 彼らの祈りは、継続して祈ったというところに特徴があります。以前の弟子たちは、イエス様の祈る姿をたくさん見ても祈ることがありませんでした。十字架に備えてイエス様が祈っている時も、弟子たちは居眠りをしていました。今この時、彼らは自発的に祈っています。なぜ、祈るようになったのですか。以前、イエス様は、祈りについてどんな約束をしておられましたか。
・使徒1:8〜9/
・マタイ18:19〜20/

6 祈りとは、私たちが主なる神と会話をするようなものです。自分が一方的に勝手なお願いをしているのは、会話の祈りではありません。私たちが語ると主が聞いてくださり、主が御言葉を通して語られると私たちが聞きます。聞くことと語ること両方があることが、祈りです。私たちは、そのような祈りをしているでしょうか。祈りの答えに聞き従う信仰をもって祈っているでしょうか。



7 こうして祈っていたら、御言葉と祈りを通してペテロに1つのことが示されました。イスカリオテのユダの代わりに、もう一人の使徒を立てることでした。何のために、どんな働きのためですか。
・21〜22節/
・25節/

8 イエス様の復活の証人としての務めと使徒職の地位を継がせるためにもう一人立てられたのですが、私たちにも、どのような働きと職が継承されていると教えられていますか。あなたは、そのような働きと職を受け継いでいることを意識したら、どうなりますか。
・マタイ28:19〜20/
・Tペテロ2:5,9/

9 この欠員補充は、祈っている時に示されたものです。ユダのことも御言葉で理解し、代わりを立てるように導かれました。このように祈りと御言葉に導かれて生きて行くことが、初代教会の特徴でした。私たちは、神様からの導きをどのようにして受けるようにと教えられていますか。その結果どんな約束がされていますか。
・20節/
・ヨシュア1:8, 詩篇1:2〜3 /

「命の実を刈り取ろう」

 祈りと御言葉に導かれるように、心を合わせて祈りに専念していたことが、初代教会のはじまりの特徴でした。私たちも、祈りと御言葉を通して導きを受けて、人生を歩んでいきたいです。そして、初代教会の聖徒たちのように、イエス様にあって心を一つとされる信仰の共同体となることを願います。学びを通して与えられた気付きや適用を分かち合い、共に祈りましょう。詩篇119:18。

戻る