小グループで聖書を学ぶ
19 疑わないで、信じて願いなさい(使徒12:1〜17)

「心の門を開いて」

 初代教会においても、しばしば聖徒たちは一つ心で祈っていました。今日の箇所もそうです。どのように祈って、どのように反応していたのかを通して、祈りにおける大切なことを学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 今日の箇所のヘロデ王とは、ヘロデ・アグリッパT、ヘロデ大王の孫です。ガリラヤ地方の領主であったのに、当時の皇帝カリギュラの友人でもあり、政治的手腕によって、ユダヤ、サマリヤまで治める権限をローマから与えられていました。このヘロデ王は、教会に対して何をしていますか。その理由は、どんなことが考えられますか。
・1〜4節/


2 ユダヤ人でなかったヘロデ王は、統治権を確立しようと、ユダヤ人の歓心を買うために、教会を迫害して来ました。ヤコブが殺され、ペテロも投獄され、処刑されようとしていました。初代教会の危機でした。獄中のペテロの監視体制はどうですか。そのような状況で、教会は何をしていますか。その特徴は、どんなことですか。
・6節/
・5節,ルカ18:1,マタイ7:7/

3 聖徒たちは、絶望の中で、全能の主に拠り頼んで熱心に祈りました。神のあわれみを信じて、切実に祈りました。ただ取りあえず祈ったのではなく、熱心に、切実に、必死に祈りました。イエス様を信じる聖徒たちは、たとえ牢獄のような状況にあっても、希望を捨ててはなりません。諦めては駄目です。なぜ、このように祈れるのでしょうか。イエス様は、祈りについて、どんな約束をされましたか。
・ヨハネ14:13〜14/
・ヨハネ16:23〜24/

4 イエス様は、はっきりと私たちの祈りに答えてくださると約束しておられます。あわれみ深い神様は、聖徒たちの熱心な祈りに答えてくださいました。何が起きましたか。どのようにしてくださいましたか。
・7〜11節/


5 私たちも、試練や問題によって危機に直面することがあるでしょう。その時何をしますか。あれこれ思い煩い、心配ばかりするのでしょうか。怒りや恨みを言い続けるのでしょうか。まず、私たちがするべきことは、何でしょうか。
・ピリピ4:6〜7/
・エペソ6:18/

6 祈りの課題がない人は、誰もいません。誰でも、仕事の問題、健康上の問題、経済的な問題、心の問題、家族の問題等、多くの問題を持っています。問題を持って苦しみ、悩む者は、どんな祈りをするのですか。主は、そのような祈りに対して、どう答えてくださるというのですか。引用聖句を読んで、どんな感想を持ちますか。
・詩篇40:1〜2/


7 牢獄から救い出されたペテロは、弟子たちのいるヨハネ・マルコの家に行きました。応対に出たロダという女性は、ペテロの声だと分かると、門を開けないまま祈っている人々に知らせました。それを聞いた弟子たちの反応はどうですか。三つの反応の意味は、どうですか。
・12〜14節/
・15〜16節/

8 弟子たちは、ペテロが救い出されるのを祈っていたはずです。なぜ、知らされた人々は、ロダさんに「あなたは気が狂っているのだ」と言ったのですか。そして「それは彼の御使いだ」と、つまりペテロが死んだから御使いが来たと言っています。ペテロを見ても、喜ぶのでなく、ただ驚いているだけなのです。おかしくありませんか。彼らは、どんな思いで祈っていたのでしょうか。
・ヤコブ1:6〜7/


9 ペテロが助けだされるように祈ったけれども、そうなるとは思っていなかったのです。祈ったのに、期待していなかったのです。私たちは、どうでしょうか。祈っていながら、神様が本当に自分の祈りに答えてくださると確信しているのでしょうか。彼らのようなことはないですか。分かち合ってみましょう。



「命の実を刈り取ろう」

 祈るならば、答えてくださると期待しましょう。全能なる神様は、私たちにできないことができることを忘れていないでしょうか。祈るならば、必ず祈りを聞いてくださると信じて祈りましょう。詩篇4:3。たとえ、私たちの勝手な願い通りではなくても、神は聞いて、答えてくださいます。私たちの人生は、神様が介入され、助けてくださることで生きる人生です。祈ったことを神様はどうしてくださるか期待する聖徒となりましょう。祈らなければならないことやとりなし祈るべきことを分かち合い、ともに祈りましょう。詩篇40:1〜2。

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