小グループで聖書を学ぶ
44 悔い改めとリバイバル(使徒19:11〜20)

「心の門を開いて」

 エーゲ海の交通、商業の中心都市であったエペソは、アルテミス神殿の門前町としても栄えていたために、占い師や魔術師などが横行する享楽的な町として有名でした。私たちも、占い市場規模1兆円と言われる現代日本に住んでいます。エペソで起こった出来事から、私たちへのメッセージを学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 パウロは、3年近くエペソに留まって御言葉を教えていたので、アジア州にいた人々が御言葉を聞くようになりました。当然、人々の心が開かれ、悲惨な状態にあった人々が癒しや助けを求めるようになりました。エペソの人々は、占い師や魔術師、祈祷師に頼んだものの、彼らにいいように振り回されていました。神様は、エペソの人たちにどうしてくださいましたか。
・11〜12節/


2 神様は、パウロを通して人々の病を癒し、人々を悪霊から解放してくださいました。この時手ぬぐいと前掛けを用いられましたが、英語訳では、ハンカチとエプロンとなっています。ある注解者は、苦しみと悲しみの涙をぬぐってくれるハンカチ、痛みと罪をおおってくれる愛のエプロンと表現しています。これは、悲惨な状態にあった人々に対する神様のどんなことがあらわされているのですか。
・黙示録7:17, Tペテロ4:8/
・詩篇102:13/

3 町の人々は、驚くべき力あるわざが神の愛とあわれみによるのを知りません。神様に用いられたパウロが癒しや悪霊の追い出しをするのを見たら、その真似をする人々が出て来ました。どんな人がどのようなことをしていますか。
・13〜14節/


4 巡回祈祷師と訳された単語は、以前の訳では、魔よけ祈祷師です。彼らは、パウロが悪霊を追い出しているのを見て、それを真似して、「ためしに」呪文として使いました。何と、彼らはユダヤ人でした。ユダヤ人の律法では、このようなことについて、何と命じていましたか。
・申命記18:10〜12/


5 祈祷師たちがイエス様の名をかたって悪霊追い出しをしようとした結果、どんなことが起きましたか。
・15〜16節/


6 この出来事は、人々に大きな衝撃を与え、瞬く間にエペソ中に知れ渡りました。占いや魔術の類がどれほどいい加減で愚かなことか、危険であるか分かりました。衝撃を受けた人々は、大きく変わることになりました。なぜ、イエス様を信じていた人々が、そのようなことをして来たのですか。どんなことに気付かされたからですか。
・17〜18節/


7 聖徒たちが悔い改めて、自分の行為を告白したのは、周りの人々が日常的に、気軽に占いや魔術の類について話し、頼るのを見ていたために、イエス様を信じた後でも、それらを何の気なしに取り上げたり、時には頼ったりしていたからです。あなたがこの箇所を学んで気付かされたり、思ったりしたことは何ですか。



8 驚くべきことに、占いや魔術を行っていた者たちも大勢、この出来事を見て、自分たちのやって来た過ちに気付き、変わりました。彼らは、どんなことをするようになりましたか。それを見て、エペソの人たちにどんな印象を与えるようになったと思いますか。
・19節/


9 占いや魔術に頼り、騙されて苦しんでいた人々が、イエス様こそ頼るべき真実なお方、救い主とあがめるようになりました。エペソに救いのリバイバルが起きました。聖徒たちの間にも、信仰のリバイバルが起きました。占い師や魔術師たちも、自分たちのして来たことの愚かさ、空しさを知り、悔い改めて、主に立ち返りました。その結果、エペソは、どうなりましたか。私たちが、占いをはじめ何か別なものに惑わされないために、聖書はどうするように勧めていますか。あなたは、どうしようと思いますか。
・20節/
・ローマ12:1〜2/

「命の実を刈り取ろう」

 私たちは、イエス様を信じて救われて、これまで自分たちの人生を無駄にして来たものから解放され、人生が新しくなりました。それなのに、依然として惑わされているものや振り回されているものが何かあるでしょうか。そういうものから抜け出して、御言葉で導かれ、主に集中する人生となることを願います。今日の学びを通して与えられた気付きや決心などを分かち合い、互いのために祈りましょう。ローマ12:1〜2。

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