小グループで聖書を学ぶ
18 夢見る人(使徒2:14〜21)

「心の門を開いて」

 イエス様を信じて救われると、聖霊を受けます。聖霊を受け、聖霊に満たされることが、聖徒たちをどのように変えるのでしょうか。今日のペンテコステ(聖霊降臨)の箇所から学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 ペンテコステの時、聖霊を受けた弟子たちが他国の言葉で福音を語るようになると、そのような弟子たちの変化について、驚き惑った人々の中には、嘲る者がいました。何と言っていますか。それに対して、ペテロは、どう答えていますか。
・使徒2:4,13
・14〜16節/

2 聖霊に満たされることで真の喜びを覚えるようになります。酒に酔えば神経が麻痺して、憂鬱な気持ちを一時期解消するのでしょうが、聖霊の満たしは神経を覚醒させてくれます。聖霊に満たされる前のペテロは、失敗して肉の自信を失い、恐れと不安で、勇気のない人でしたが、聖霊を受けて、聖霊に満たされたペテロは、大胆に説教をしています。御言葉は何と勧めていますか。
・エペソ5:18/


3 ペテロは、聖霊降臨は、ヨエル書に預言されていたことだと言います。この預言による聖霊降臨の特徴は、どういうことですか。
・17〜18節/
・/

4 ペテロのように、聖霊を受けると、人々は変化します。霊的変化は、まず言葉が変わり、次に視点が変わり、そして考えが変わります。聖霊を受けると人々は、預言し、幻を見、夢を見るようになるというのです。預言とは、将来の予言ではなく、神から預かった言葉を語るということです。神様の真理を宣言するということです。特に、子どもたちが御言葉を学び、御言葉で養われると、どうなりますか。
・ヨハネ16:13/
・/

5 聖霊が望むと、子どもたちは、御言葉を通して、将来神様が私をこのようにならせてくださる、このようなことをさせてくださると希望と確信を持ち、それに向かって歩んで行くようになります。
 幻を見るというのは、神が与えてくださるビジョンを見るということです。ビジョンがある人には、希望があり、変化があります。ビジョンがないと、人々はどうなりますか。聖霊を受けてビジョンを与えられた青年は、どのようになるでしょうか。
・箴言29:18/
・エレミヤ33:3/

6 若い人は、社会に将来と希望を抱けず、今だけ良ければという思考が強いようです。しかし、神様からビジョンをいただいたなら、ビジョンの実現に向かって、堅実に学び、地道に働き、希望をもって魅力的に生きるようになります。
 夢を見るというのは、自分の勝手な願望、肉の思いや考えを置いて、神様からの夢を見るようになるというのです。そして、夢の実現を目指して生きるようになります。老人の特徴は、過去志向だと言われています。過去のことを自慢したり、後悔したりします。年老いても夢を見ているなら、どのように変わると思いますか。



7 今日、人々の心から夢や幻が消えている時代です。年老いた者たちが持たないだけでなく、若い人々まで夢やビジョンを持ちません。子どもたちに夢がないのです。野望すらないのです。何と言う暗い時代でしょう。子どもたちや若い人々の心に確かな指針、価値観がありません。御言葉がなく、夢やビジョンがないからです。どうすれば、よいですか。
・21節/
・使徒2:38/

8 もし、クリスチャンにも、夢と幻がなかったら、悲惨です。もちろん、聖徒たちには、御言葉が与えられているし、聖霊が夢と幻を見させてくれます。ただ、見ようとしていなければ、見ることはできません。見ることすら考えないようになります。どうすることが必要ですか。
・ヨハネ14:17/
・ガラテヤ2:20/

9 確かに、人生には患難があります。絶望に打ちひしがれる時があります。ヨエルの時代も、戦争や災害や審判が示されています。しかし、それでも、約束されています。どうなるのですか。ですから、そのような中でも、御霊によって夢を見、ビジョンを抱くことができます。あなたは、今主からどんな夢やビジョンを与えられていますか。
・19〜21節/

「命の実を刈り取ろう」

 現代は、夢のない時代と言われています。将来の見えない時代です。ビジョンのない時代に生きています。でも、イエス様を信じて、聖霊を受けるならば、将来の話をし、未来を展望することができます。今日の学びを通して気付かされたこと決心したなどを分かち合い、互いのために祈りましょう。エペソ1:13〜14。

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