小グループで聖書を学ぶ
55 私はどうすればいいのでしょう(使徒22:1〜21)

「心の門を開いて」

 福音を聞いて、イエス様を信じて、クリスチャンになるということはどんなことでしょうか。一度考えてみることも必要です。パウロがどのような人生を生きて来て、どのようにイエス様を信じて、クリスチャンとしてどのように生きるようになったのかを学び、参考にしたいと思います。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 パウロは、自分を迫害する群衆に向かって福音を語り始めます。福音を語ると言っても、パウロは自分の話、つまり、どのようにして福音に出会い、クリスチャンになったかという自分の証しをしました。初めに、福音に出会う以前の自己紹介をしています。生い立ちはどうですか。どのように生きて来た人ですか。
・3〜4節/
・19〜20節/

2 ギリシャ文化の中で生まれ、ユダヤ人の伝統の中で育ち、厳格な律法も学んだという立派な生い立ちを持つパウロでした。どうして酷い迫害者になったのですか。その原因はどこにあるのですか。
・ピリピ3:5〜6/
・ガラテヤ1:14/

3 パウロは、神に対して熱心だと言っていますが、神様は聖徒たちを迫害することなど決して望まれません。それは、パウロ自身の肉の熱心でした。その誤った熱心が、パウロを酷い迫害者にさせたのです。私たちも間違った肉の熱心に陥ることがあります。自分の勝手な熱心のために問題が生じたことはないですか。それは、どんな問題でしたか。そうならないためには、どんなことが必要ですか。
・ローマ10:2/
・Uコリント13:5/

4 自分はいいと思って行いますから、我を通し、他人に痛みや害を及ぼします。その熱心はどこから出たものか、御言葉に基づくことなのか確認する必要があります。後には、このようなひどい間違いをしていたパウロが、主に用いられるようになりました。迫害者パウロの人生を180度変えたのは、どんな出来事ですか。一般的に言うと、どういうことですか。あなたにとっては、どのような出来事でしたか。
・5〜8節/
・ヨハネ1:45/

5 目が見えなくなって、謙遜に声を聞くことができるようになったパウロが「どなたですか」と聞くと、イエス様は「あなたが迫害しているイエスである」と答えられました。この答えは、変です。パウロが迫害していたのは、クリスチャンですが、このことはパウロに何を悟らせることになりますか。
・使徒2:36/
・Tペテロ3:18/

6 イエス様が人の罪を負って十字架にかかってくださいました。パウロは、この時初めて、自分の罪がイエス様を十字架につけたのだと分かったのです。イエス様に出会い、自分の罪を知り、悔い改めたパウロは何と言いましたか。それに対して、イエス様は何と答えられましたか。使徒ペテロの説教を聞いた人々が何と尋ねたか、ペテロは何と答えたかも参照にしましょう。
・10節/
・使徒2:37〜38/

7 パウロが主に言われたようにダマスコに行くと、アナニヤを通して、目が見えるようになり、洗礼を受けましたが、どんな使命を与えられましたか。その後エルサレムへ行った時は改めて具体的な働きを与えられました。それぞれ、どんなことですか。
・12〜16節/
・21節/

8 救い主イエス様を証しする証し人の召命は、すべてのクリスチャンに与えられています。人生を通して、働きや生活を通して、イエス様の福音を証しして行くのです。そして、パウロが異邦人宣教師の使命を与えられたように、救われた私たちも、それぞれ世での働きに召されています。「あなたは、この地でこう生きなさい」という召しを聞いていますか。今、その召しに従って生きていますか。



9 主に出会う前、パウロの人生の中心は、自分でした。自分の熱心で人々を迫害していました。自分の義で行動し、自分の計画で歩みました。しかし、14〜15節は、それがどう変わると教えていますか。主語は誰ですか。あなた自身の人生の中心は誰ですか。
・14〜15節,ピリピ3:9 /

「命の実を刈り取ろう」

  私たちも救われてからは、神から新しい命と賜物を与えられて、神に用いられる者となり、神に生かされ、神の栄光をあらわす者とされ、神に天国に迎えられる者となります。葛藤や問題の中で、肉の熱心で生きている自分、自分の義で行動している自分、自分中心で歩んでいる自分を知ったならば、「主よ。私はどうしたらよいのでしょうか」と尋ねてみましょう。イエス様との出会いが人生を変えます。今日の学びで示されたことや受けた導きを分かち合い、互いのために祈りましょう。Uコリント5:17。

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