小グループで聖書を学ぶ

66 ビジョンや使命に生きる(使徒26:12〜23)

「心の門を開いて」

 5月最終主日は、あきる台BCの設立記念の主日となりますが、「この地に福音を伝えるために、私たち自身の霊的整えを」というビジョンと使命をもって設立しました。私たち個人にもビジョンと使命が与えられています。パウロの証しの箇所から、ビジョンと使命について学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 回心以前のパウロは、クリスチャンを迫害する者でした。間違っていることを熱心にしていました。祭司長たちから権限を受けて、外国までクリスチャンを捕まえに行きました。その途中に何が起こりましたか。誰の声が聞こえて来ましたか。その声が繰り返し言われたことは何ですか。
・12〜15節/


2 イエス様は、ご自分について、「あなたが迫害しているイエスである」と言っています。なぜ、そう言われるのでしょうか。これまでパウロがして来たことは何ですか。イエス様が十字架にかけられた時にはまだ登場していません。
・使徒26:9〜11/
・マタイ25:40/(参考)

3 クリスチャンを迫害していたパウロに対して、「とげの付いた棒を蹴るのは、あなたには痛い」ことだとイエス様が言われました。当時畑を耕す牛を動かすのに、とげの付いた棒を用いていましたが、牛が勝手な方向に行こうとして棒を蹴ると、牛は痛い思いをします。ここで、この慣用句が使われたのは、なぜですか。その意味するところは何ですか。



4パウロは、教会を迫害することは、自分自身を苦しめることになると知りました。私たちも、とげの付いた棒を蹴っているかもしれません。自分勝手なことをしていれば、それが自分を痛めつけ、自分を苦しめることになります。思い当たることがあれば、分かち合ってください。



5 パウロは、イエス様に出会って、自分の誤りを悟り、悔い改めることになります。人が悔い改めて、救われれば、それで終わりではありません。それまでの歩みが主に逆らい、主を苦しめることであるなら、そうではないことをするようになります。イエス様は、パウロに何と言われましたか。何を与えられたのですか。
・16〜17節/
・Uテモテ1:11,ガラテヤ2:8/

6 パウロが異邦人へ遣わされる使命がイエス様から伝えられました。パウロがイエス様から受けた使命の内容はどういうことですか。
・18,23節/
・エペソ2:1〜4/(参考)

7 私たちはイエス様に救われて罪赦されて永遠の命を与えられましたが、なお地上で生かされているのは、目的があるからです。私たちを生かしてくださる目的があるのに、使命やビジョンを知らないとしたら、残念なことではないでしょうか。あなたは、与えられているビジョンを知っていますか。主から受けた使命は何ですか。考えてみてください。
・ヨハネ15:16/


8 使命やビジョンを受けたら、どうなるのでしょうか。私たちは、使命を確信したら、どうすることが必要ですか。使命を与えられたパウロは、その後どうしましたか。強調されていることは、何ですか。
・19〜20節/
・Tテモテ1:12,ヘブル11:8/(参考)

9 パウロは、主から受けた使命を果たして来たのですが、ユダヤ人からどんな待遇を受けましたか。私たちが使命に従って生きる時、平坦な道とは限りません。働きがうまく行って、人々から感謝されるばかりでなく、批判や文句を言われることもあるでしょう。そんな時には、どうしますか。どんな思いで臨みますか。
・21節/
・イザヤ41:10,49:8/(参考)

「命の実を刈り取ろう」

 大きい働きばかりが使命ではありません。家族のために祈り、小さな助けをすることでも、与えられた使命です。子や孫に福音が広がって行くというビジョンを持つこともできます。クリスチャンとして世の仕事をするなら、その職業や職場の生活を通して主の栄光をあらわすという使命を果たすことになります。自分に与えられた使命やビジョンが何であるか探してみましょう。主からのビジョンや使命に生きることを願います。
 神様から与えられた使命ですから、主を信頼して使命に従います。神からの助けと導きがあります。任された使命を担って、召される時まで忠実に最善を果たしていくならば、天国へ凱旋した時「よくやった。良い忠実なしもべだ」と主から誉めていただけるでしょう。受けた気づきや適用を分かち合い、互いのために祈りましょう。マタイ25:21。

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