小グループで聖書を学ぶ

6 人からのもの、神からのもの(使徒5:1〜42)

「心の門を開いて」

 正しいこと良いことをしていても、反対や困難があると、これでいいのかなと不安を覚え、自信がなくなります。自分では良いと思っても、そうではなく、独りよがりの場合もあります。困ったら、聖書に聞くことです。今日の箇所にその原則が教えられています。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 天国の前味のような初代教会で、事件が起きます。この夫婦はどんなことをしていますか。人にはできない信仰的なことをしているようですが、どんな結果になっていますか。
・1〜11節/


2 その結果を知って、多くの人々が戸惑います。信仰的な行為をしているのに、全部だと嘘をついて一部残して置いたくらいでこんな目に会うのかと思うのです。1節に「ところが」とあります。前の部分に比べて、ささげる動機が違っていたので、「ところが」ということです。2人は、何のために、どんな動機で地所を売ってささげたのでしょうか。
・使徒4:34〜37/
・ピリピ1:15/

3 慰めの子と呼ばれた尊敬されていたバルナバがしていたので、それを妬んで、対抗して、バルナバのように賞賛されたいという思いでしたのでしょう。そこにサタンが働いたのです。こういう妬みから、敵対心、悪口や噂話、争い分裂が起こって来ます。私たちも、自分では良いこと、正しいことのためにしていると思っています。けれども、どういうことが必要ですか。
・エペソ5:10/
・箴言16:2/

4 この事件は、人々に恐れを覚えさせました。しかし、聖徒たちは、聖なる恐れを覚えて、本気で信仰するようになりました。この事件を通して生きて働かれる神を知ったからです。使徒たちは人々から尊敬されるようになり、信じる人が増えて行きました。そのような状況を見た、エルサレムの権力者たちは、どのようになって、何をしましたか。
・13〜14節/
・17〜18節/

5 「ねたみ」という原語ゼロウは、沸騰する水の音から出た言葉で、沸き立つ感情をあらわしています。議員たちの激しい妬みの感情が迫害となりました。妬みとは、自分を人と比較することから始まり、比較意識と妬みは、人を不幸にして、あらゆる罪の原因となります。劣等感コンプレックスは、他人を攻撃したり、批判や悪口を言うようになるそうです。当然、サタンが付け入って来ます。妬みに陥らないためにはどうすればいいですか。
・イザヤ43:4,7/(参考)


6 使徒たちが留置されていた時、主の使いが使徒たちを牢から出して、宮に入って、福音を語るように言いました。使徒たちは、言われたように宮で話していたら、捕まって、議会に連れて行かれました。そこで何と脅されましたか。その時、ペテロは何と答えましたか。なぜそのように答えたのですか。
・19〜20, 27〜29節/
・箴言29:25/

7 ペテロが、「あなたがたが十字架にかけて殺したイエスを、よみがえらせたのです」と語ると、議員たちが怒り、使徒たちを殺そうと騒ぎ出しました。するとその時、ガマリエルというパリサイ人が議会の中に立ち、使徒たちを議会の外に出して、話し始めました。何と言いましたか。その結果、どうなりましたか。
・33〜35節/
・38〜40節/

8 私たちがどんなに自分ではこれは良いことだ、これはなるべきだと考えても、神の御心に叶わないなら、どこかで崩れてしまいます。一方、私たちのすることが神の御心に叶うことであれば、必ず行なわれると確信を持つことができます。どちらでも、そのような例があれば、分かち合ってください。



9 使徒たちは、神からのことに従いました。神から「いのちの御言葉を語りなさい」と命じられたのですから、どんなに議会に脅されても、「人に従うより、神に従う」ことにしました。その確信が、迫害の後、使徒たちをどのようにしましたか。
・41〜42節 /
・マタイ5:10〜12 /

「命の実を刈り取ろう」

 私たちがすることで、人から賛成され、評価されるとは限りません。反対され、評価されないことも多いでしょう。信仰に立つことであっても、痛みや苦難を受けることもあるでしょう。しかし、御心に叶うことには報いがあり、主の御心に従うことから与えられる喜びがあります。今日の学びを通して与えられた気付きや決心を分かち合い、互いのために祈りましょう。ヨハネ7:17。

戻る