2025年7月13日「順序よく備えてくださる」創世記1:6〜13
序−自然の美しさ、不思議さに目が留まったことがないでしょうか。大空や山並みの雄大さ、林の中の静けさ、草花の可憐さ、夕日の美しさなど印象に残る光景があるでしょう。そうしたものを「神の指紋」と言う言い方があります。二日目と三日目の神の雄大で美しい創造を見てましょう。そして、創造主なる神を賛美しましょう。
T−大気を造られ、水を分けられた−6〜8
神は一日目に光を創造されましたが、二日目には、「大空よ。水の真っただ中にあれ。水と水との間を分けるものとなれ」と言われました。6節。雄大で美しい大空を造られたというのですが、大気のことです。7節。大気の組成の78%が窒素で、21%が酸素です。窒素が多過ぎれば生き物は呼吸ができなくなり、酸素が多過ぎれば地上は火の海となってしまいます。ちょうど良いバランスになっているのです。こうして、私たちが無意識に呼吸できているのは、神の恵みです。また、窒素も雷放電によって窒素酸化物と変化し、植物の肥料となります。
大気は、上空100kmくらいまでと言われています。それ以上は、空気は薄いので、宇宙となるそうです。青い大空はとても美しいです。月から地球を見た宇宙飛行士は、「青い地球に万物を動かす神を感じた」と言いました。なぜ青なのでしょう。青い光が他の色の光より、空気の分子にぶつかり散乱されやいからです。夕日が赤いのは、西からの光は空気の層が厚くのなるので、最後まで残る光の色が赤いからです。神の描いた大空、その色使い、美しく創造してくださった神の指紋を見て賛美します。詩篇19:1。
この大気が、有害な太陽の光線を地上に届くのを防いでくれて、生物が守られています。大気の量が大気圧となりますが、鼓膜が破れるほどではなく、呼吸ができる圧力となっています。ちょうど良い大気圧となっています。私たちは、守られるように備えられていたのです。
ここに、「大空の下にある水と大空の上にある水」という不思議な表現があります。7節。大空の下にある水とは海のことだと分かりますが、大空の上にある水とは、何でしょう。大気中に含まれる水蒸気のことです。はじめは、その量が多かったのでしょう。温室効果で温度は高く、有害な太陽の光線をさらに塞いでくれたのでしょう。それで大森林が形成され、石炭となったのかと考えられます。大空を中心として、上の水と下の水が循環して、すべての生物が生きられるようになります。蒸発した水が、地上に降り、淡水となります。
淡水は、地球上の水分の内たった2.5%です。しかも、その1.7%が北極や南極の氷で、人間が利用できる淡水は残りの0.8%に過ぎません。私たちは水なしでは生きられません。水が与えられている恵みを感謝して、大切に使わなければと思わされます。
創造の秩序通り、神のご計画に従って造られ、運行されます。神はどれほど偉大な方、恵み深いお方のでしょうか。私たちが生きる環境をこんなにも美しく確かに造られたということに驚き、感謝します。その恵みを知らず、感謝しないことが、どれほど愚かなことでしょうか。私たちはどうでしょうか。当たり前に呼吸して、当然のように水を飲んで生きています。このように創造してくださった神の恵みが、あまりにも大きくて、変わらないので、感謝することなく忘れて生きることはないでしょうか。空気を吸い、水を飲んでも神を覚えるなら、どれほど新鮮に、感謝して生きるようになるでしょうか。
U−陸地と海を造られた−9〜10
三日目には、「天の下の水は一つの所に集まれ。乾いた所が現れよ」と言われたので、乾いた所が大地となり、水の集まった所が海となりました。9~10節。地球の表面を海と陸地が占める割合は、7対3です。もっと陸地が多ければいいのにと思われるでしょうが、陸地への水の供給が間に合わなくなり、乾燥した不毛な地が増え、生き物は生きにくくなります。海が広過ぎれば、陸地は湿地帯となるでしょう。
海と陸地は、やがて生物が生きる所となります。神様が天地を創造されたのは、被造物たちに命を供給してくださるためです。その被造物が生きる所が陸地であり、海です。神は、生物を創造される前に、被造物が生きる所、環境を準備してくださいました。
神が創造されたすべての被造物は、神の指紋を持っています。私たちが見ることのできない神が、私たちが見ることのできる天地を造られたので、大空と大地、そして海を見て、私たちは、創造主なる神を覚えるのです。月から青い地球を見て、万物を動かす神を感じた宇宙飛行士のように、私たちは、雄大で美しい大空や大海原、山々や森林を見て、創造主を覚えましょう。造られた者としての謙遜が生じて来ます。この謙遜が、神が造ってくださった被造物の中で生きるのに必要なことです。
また、大自然の中に神の指紋を見ることができれば、その自然を造られた神の御心や目的が何であるかを黙想してみるのも大事です。大空や水を考えただけでも、私たちが生きるための絶妙なバランスと的確な役割が素晴らしいことを学びました。何と素晴らしい神の恵みでしょうか。天地の自然を見ても、神の圧倒的な恵みの中で生かされている幸いを覚え、感謝します。このような感謝が、私たちの心を豊かにしてくれます。
9節に「神はそれを良しと見られた」とあります。大空と陸地と海を造られた神は、それらを良いと見られたということです。神様が創造されたそれらを見て満足し、良いものであると宣言されたのです。生物が生きるために良いものとして備えられたからです。
そう言えば、二日目には、「神はそれを良しと見られた」という宣言がありませんでした。なぜでしょう。二日目の大空と水は、生きる物が生きる場を造られる過程にあったからです。陸地と海が造られて、生物が生きる環境が整えられたので、三日目になって、「神はそれを良しと見られた」と宣言されたのです。ここにも、生き物の生きる所を整え、準備されることが創造の目的になっていたことがあられています。私たちは、大地や海を見て、私たちのために備えられたものなのだとしっかり受け止め、感謝して、その中で生きて行くのです。
神は、今も私たちを見守り、私たちの必要を満たしてくださり、「良しと見られる」状態に私たちを導かれます。ですから、私たちに苦しみや悩み、問題があったとしても、落胆せず、イエス様の御名に頼って懸命に生きて行く者であるように願います。
V−植物を造られた−11〜13
三日目に、大空の下に、陸地と海が造られてから、「地が植物を、種を生じる草や、種の入った実を結ぶ果樹を、種類ごとに地の上に芽生えさせよ」と神が言われたので、そのように生じました。11〜12節。再生し、繁栄するように、草も木も種を生じるようにされました。植物の構造は不思議であり、見事であり、美しいです。神が用意してくださった光と水と大気で光合成をしています。まさに神の作品、神の創造物です。植物は動きませんが、環境に合わせて、茎、葉、花、実…と自分の体を変化させています。そのような変化がどのような仕組みに起こっているのが、研究が進んだ現代でも分からない不思議だと言われています。神の創造の指紋です。植物の素晴らしさや美しさを見て、創造の神を賛美します。
三日目は、水だけでなく、すべての植物も創造されました。一日目の光、二日目の大気、そして三日目の陸と水が備えられて、植物が創造されるようになります。絶妙な順序と構成とバランスで光と大気と水が準備されてから、植物が造られました。こうして、順序立てて創造の御業が進んでいきます。ここに創造の御業の特徴があります。
植物は、とても重要です。私たち人間はもちろん、あらゆる生物や動物の食料となり、住み生活する所となるからです。植物もまた、次に創造される様々な生物や動物のために備えられたものと言えます。詩篇147:8〜~9。植物自体も、次のもののために順序良く備えられたものです。つまり、神は私たちのために植物を備えてくださいました。感謝です。創造には様々なことが次々と起こっていますが、次に創造されることのために必要なことが準備され整えられていたのです。私たちにとっても、そうなのです。
けれども、私たちは、そのことを忘れ、考えることもせず、人生途上に起こって来る様々な問題や出来事に不安になったり、否定的、悲観的になったりしていないでしょうか。私たちは、イエス様の十字架の御業を信じて救われた者です。私たちのためにご自分の御子をさえ十字架の死に渡された神が、どうしてすべてのことを備えてくださらないことがありましょうか。ローマ8:32。何か不安なことがあっても、備えてくださる神を信じます。Uコリント9:10。何かをしなければならないとしたら、神はその力を備えてくださいます。Tペテロ4:11。先のことが分からないとしても、神は愛する私たちのために備えてくださいます。Tコリント2:9。
こうして、神の創造の過程を学んで行くと、神の創造の御心やその目的を知るようになります。神の創造の御業は、次に創造されるもののために順序よく備えられていたということです。すべては、創造の最後である人間のための順序良く備えられたということになります。驚くべき恵みです。神の創造された世界の中で、この恵みに応えて生きたいと願います。
創世記1:6 神は仰せられた。「大空よ。水の真っただ中にあれ。水と水との間を分けるものとなれ。」
1:7 神は大空を造り、大空の下にある水と大空の上にある水を分けられた。すると、そのようになった。
1:8 神は大空を天と名づけられた。夕があり、朝があった。第二日。
1:9 神は仰せられた。「天の下の水は一つの所に集まれ。乾いた所が現れよ。」すると、そのようになった。
1:10 神は乾いた所を地と名づけ、水の集まった所を海と名づけられた。神はそれを良しと見られた。
1:11 神は仰せられた。「地が植物を、種を生じる草や、種の入った実を結ぶ果樹を、種類ごとに地の上に芽生えさせよ。」すると、そのようになった。
1:12 地は植物を、すなわち、種をできる草を種類ごとに、また種の入った実を結ぶ木を種類ごとに生じさせた。神はそれを良しと見られた。
1:13 夕があり、朝があった。第三日。
Uコリント9:10 蒔く人に種と食べるためのパンを備えてくださる方は、あなたがたの種を備え、増やし、あなたがたの義の実を増し加えてくださいます。
Tペテロ4:11 語るのであれば、神のことばにふさわしく語り、奉仕するのであれば、神が備えてくださる力によって、ふさわしく奉仕しなさい。すべてにおいて、イエス・キリストを通して神があがめられるためです。この方に栄光と力が世々限りなくありますように。アーメン。
Tコリント2:9 しかし、このことは、「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、人の心に思い浮かんだことのないものを、神は、神を愛する者たちに備えてくださった。」
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