2025年7月20日「種類ごとに」創世記1:14〜25

序−私たちの世界には、太陽や月や星の動き、海の干満や昼夜、季節など環境の変化や周期性が存在します。人は天体の動きから暦を作り、農業や人間活動に用いてきました。動物にも、生物時計と言われるようなものによって体内の環境を調整しているそうです。これもまた、神様が生き物のために備えてくださったものだと教えてくれています。

T−時を造られ、時間を主管される神−14〜19
 神が備えてくださったものは、すべてよいものです。それぞれ異なる機能と役割を果たすものをそれぞれ必要な場所に配置してくださいました。では、四日目に神が用意してくださったものを見ましょう。14〜19節。天の大空(宇宙)と光る物(太陽、月、星)を造られました。
 一日目の繰り返し、重複のように感じるかもしれません。しかし、違いがあり、意味があります。一日目が扱っていた範囲は、大空の中、地球でのことですが、四日目が扱っているものは、宇宙です。宇宙に浮かんでいる天体についてです。太陽系、天の川銀河、さらに宇宙全体と広がっていきます。途方もない広さ、星の数です。太陽は地球の直径の109倍、体積は130万倍です。太陽のような恒星は、銀河系だけで2千億個です。そのような天体を創造された神の偉大さに驚き、あがめずにいられません。
 太陽は、核融合によって膨大な光と熱を生じさせ、地球に届けています。それによって、地球は動植物が棲めるところとなっています。太陽と月の役割は、人間や生き物の生きる環境を提供することです。太陽から地球までの距離は、約1億5000万kmですが、それが近すぎても遠すぎても、地球にすむ生き物は存在できないできなくなります。月は、干潮や満潮を生じさせ、海のそばに生活する人間や海の生き物の生態環境を維持する役割を果たしています。地球と月との距離が今より近ければ、多くの島が海に沈んでしまい、海岸近くの都市も水没してしまいます。創造の御業を褒め称えます。詩篇8:3〜4。
 太陽と月が造られた目的が教えられています。14,16,18節。昼と夜を治めさせるということは、時を造られた、時間を主管されているということです。「定められた時々のため、日と年のためのしるしとなれ」とは、太陽と月によって、一日の時間が分かるようになり、太陽によって一年が分かり、月の満ち欠けによって一ヶ月が分かるようになっているということです。太陰暦の時代では、月の満ち欠けその月の何日かまで分かりました。三日月は、その月の三日目の月の形だから、そう呼ばれました。太陽や月に加え、星の動きから季節も分かるようになっています。星座の変化で季節を知ることができました。測定機械のなかった昔、海を航海する人には、そのような天体の役割がとても重要でした。
 ですから、天体の創造を通して、神は時間や季節を与えて、動物や生き物が生きるように備えてくださいました。暦を持たない生き物も、体内時計によって生きています。干潮や満潮は。海の生き物の行動パターンに重要な影響を与えています。創造の不思議です。私たちは暦や時間を通しても、創造主なる神を覚え、感謝することができます。詩篇8:3〜4。時の捉え方や過ごし方にも影響を与えるでしょう。
 このように天体は、神の栄光とその働きを示しています。太陽と月と星は私たちのような言葉や音を持っていませんが、生きておられる神の知恵と栄光と偉大さを語り告げています。詩篇19:1〜4。私たちが目を開いて見て、それを聞くことができるはずです。太陽と月と星は、偶然そのようになったものではありません。神が御自分の言葉を通して創造されました。私たちが空の星を見なければならないのは、星占いのように人生の運命を知ることではなく、神様の栄光を見るためです。神の偉大さと英知を知るために見なければなりません。詩篇147:4〜5。
 太陽のような星と比べれば、地球は、とても小さな星ですが、人や生き物が暮らすことができるところだということに意味があります。小さくても驚くべき価値があります。天体がそのために設けられている恵みを覚え、謙遜にならざるをえません。宇宙に存在するすべてのものは、それぞれ価値と機能を持っています。
 私たちは、このような天体を見ながら重要な教訓を受けることができます。人も同じだということです。私たちも、それぞれ立場があります。それぞれの役割も個性も違いますが、存在価値は変わりません。私たちは、誰でもみんな価値があり、それぞれの立場には意味があります。私たちは、その場に召されたのであり、神に任されたその場を信仰で持って守る者は、美しい存在です。自分の立場を否定したり、人の立場を無視したりするのは神の御心への背きとならないでしょうか。
 私たちが月や星をながめる時、何を思いますか。神に作られた多くの星は自分の位置を守り、いつもその場で静かに自分の役割をしているのを覚えます。私たちもそうありたいと願います。

U−種類ごとに−20〜25
 こうして、生き物が生きるための環境が整えられ、備えられたところに、動く生き物が造られるようになります。五日目には、水の中の生き物と空を飛ぶ鳥が造られます。20〜23節。海や淡水の中には、魚ばかりでなく、様々な生き物が造られました。そして、六日目の前半には、陸上の動物、家畜や、這うもの、野の獣を造られたとあります。24〜25節。
 地球上には、推定870万種の生き物が生息しているそうです。陸地に650万種、海に220万種、その内鳥が1万種いると言われています。昆虫は含まれていないのという質問があるでしょうか。「這うもの」に含まれています。昆虫は、200〜300万種です。「神はそれを良しと見られた」とあります。生き物を見て、その美しさや構造に驚くことがあるでしょう。私たちが生き物を見た時、その数多い様々な生き物の美しさや不思議さ、その生きるための見事な造りを見て、神の創造をほめたたえざるをえません。
 多くの生き物の中にいくら似ているからと言って、単純な構造から複雑な構造の多くの生物に進化したという説は証明されていません。ばりばりの進化論者である古生物学者でさえ、化石記録において過渡期的な形態は極めて希薄であると言っています。まして、人の科学技術がいくら発達しても、新しい生命体を作ることはできません。始めから、生き物は、それぞれに相応しく造られていたのです。その中には、とてもユニークな機能が与えられた生き物もいます。不思議で、興味深いものです。
 人も同じです。人もそれぞれに相応しく造られているのです。イエス様によって救われた私たちは、一人一人神からそれぞれにふさわしい賜物が与えられています。Tコリント7:7。その賜物をもって、教会を建て上げ、神の栄光をあらわして生きるのです。エペソ4:16。私たちは、イエス様のからだのそれぞれの部分としての機能が与えられています。「私は手ではないからからだに属さない」と言ったところで、からだに属さなくなるわけではありません。からだの大切な部分とされています。Tコリント12:14〜15,18。
 神が生き物を創造されたことについて、大きな特徴があります。「種類ごとに造られた」ということです。21,24〜25節。何度も繰り返され、強調されています。植物を創造される場合も、「種類ごとに造られた」と繰り返されていました。11〜12節。合わせて、10回も繰り返されています。どれほど強調されているのでしょうか。進化論は、単純なものから多くの種類が出たと主張しますが、始めから「種類ごとに」造られました。神は、後の世に進化論者が登場することを事前に知っておられて、このように教えられたのでしょうか。DNAは、すべての生き物が持つ神の指紋のようです。詩篇8:3。すべてを種類ごとに創造し、私たちを存在させてくださった創造主なる神を賛美します。
 神が言葉で創造された生き物には、その目的が教えられています。20〜22節。「群がれ」という単語が2回、「増えよ」という単語が2回「満ちよ」という単語が1回使用されています。陸や水の中で繁栄して、増えるようになることが神の造られた意図です。それぞれにふさわしく、ユニークな方法で繁殖するようになっています。神は、生き物がそのように繁殖できるように自然や環境を整え、備えてくださいました。それなのに、人間がその環境を汚染したり、破壊したりしてはならないということです。自然の幸を持続可能にするのも、聖書の教えに沿うことになります。
 神はそれらを祝福して、「増えよ、満ちよ」と言われました。22節。生き物が繁栄していくのに、神の祝福が伴っていたことに目を留めなければなりません。私たち人間は、自然の中の生き物が存続し、繁栄していくためにその責任が問われているということです。動植物の繁栄は、私たちの繁栄につながってくるからです。
 イエス様の十字架と復活を信じて救われた私たちも、罪赦されて神の祝福を受ける者とされます。エペソ1:3。私たちは、創造の時からイエス様にあって祝福を受ける者とされるようになっていたという神の不思議な素晴らしい救いの恵みに感謝します。
 今日の箇所も、神のご計画と御心を実現させるための強力な御力によって創造が行われ、見事に備えられました。人が造られる準備、期待が高まります。私たち一人一人、その召しにふさわしく歩み、神の恵みと祝福に応えて生きていきたいと願います。Uテサロニケ1:11,エペソ4:1。




創世記1:14 神は仰せられた。「光る物が天の大空にあれ、昼と夜を分けよ。定められた時々のため、日と年のためのしるしとなれ。
1:15 また天の大空で光る物となり、地の上を照らすようになれ。」すると、そのようになった。
1:16 神は二つの大きな光る物を造られた。大きいほうの光る物には昼を治めさせ、小さいほうの光る物には夜を治めさせた。また星も造られた。
1:17 神はそれらを天の大空に置き、地上を照らさせた。
1:18 また昼と夜とを治めさせ、光と闇を分けるようにされた。神はそれを良しと見られた。
1:19 夕があり、朝があった。第四日。
1:20 神は仰せられた。「水には生き物が群がれ。鳥が地の上、天の大空を飛べ。」
1:21 神は、海の巨獣と、水に群がりうごめくすべての生き物を種類ごとに、また翼のあるすべての鳥を種類ごとに創造された。神はそれを良しと見られた。
1:22 神はそれらを祝福して、「生めよ。増えよ。海の水に満ちよ。鳥は地上に増えよ。」
1:23 夕があり、朝があった。第五日。
1:24 神は仰せられた。「地が、生き物を種類ごとに、家畜や、這うもの、野の獣を種類ごとに生じよ。」すると、そのようになった。
1:25 神は、地の獣を種類ごとに、家畜を種類ごとに、地面を這うすべてのものを種類ごとに造られた。神はそれを良しと見られた。


詩篇8:3 あなたの指のわざである、あなたの天、あなたが整えられた月や星を見るに、
8:4 人とは何者なのでしょう。あなたが心に留められるとは。人の子とは、いったい何者なのでしょう。あなたが顧みてくださるとは。

詩篇19:1 天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。
19:2 昼は昼へ話を伝え、夜は夜へ知識を示す。
19:3 話しもせず、語りもせず、その声も聞こえない。
19:4 しかし、その光芒は全地に、そのことば世界の果てまで届いた。神は天に、太陽のために幕屋を設けられた。

詩篇147:4 主は星の数を数え、そのすべてに名をつけられる。
147:5 われらの主は偉大であり、力に強く、その英知は測り知れない。

ローマ11:36 すべてのことが神から発し、神によって成り、神に至るのです。この神に、栄光がとこしえにありますように。アーメン。

エペソ1:3 私たちの主イエス・キリストの父である神がほめたたえられますように。神はキリストにあって、天にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福してくださいました。
1:4 すなわち、神は私たちを世界の基が据えられる前から、この方にあって私たちを選び、御前に聖なる、傷のない者にしようとされたのです。

エペソ4:1 さて、主にあう囚人の私はあなたがたに勧めます。あなたがたは、召されたその召しにふさわしく歩みなさい。

Uテサロニケ1:11 こうしたことのため、私たちはいつも、あなたがたのために祈っています。どうか私たちの神が、あなたがたを召しにふさわしい者にし、また御力によって、善を求めるあらゆる願いと、信仰の働きを実現してくださいますように。

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