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13 主の心にかなっていたノア(創世記6:1〜12)

「心の門を開いて」

 古代シュメールのギルガメシュ叙事詩の洪水伝説ばかりでなく、世界中に洪水伝説があります。古代の地層にも広範囲の洪水があった痕跡が発見されています。今日の箇所は、ノアの洪水と言われるものがなぜ起こったのかを教えています。ここから人の堕落と神の恵みを学びます。

「御言葉の種を蒔きながら」

1 神が人をすべてのものを創造された時、とてもよかったと言われていたのに、それをどうして洪水でなくしてしまわれたのでしょう。どんなことが起こっていたのですか。どこに罪の性質が現されていますか。引用聖句も参照しましょう。
・1〜2節/
・創世記3:6/

2 敬虔なセツの子孫が邪悪なカインの子孫との結婚を通して、世の中に敬虔な人々がいなくなるほど罪悪と腐敗が満ちるようになりました。「美しいのを見て」というのは、エバが蛇の誘惑に陥って誤った判断をしたのと同じです。自分の好き勝手に生きようとする罪の生き方は、どんな人々を生じさせましたか。どんな社会となったと思われますか。
・4節/
・民13:32〜33,エゼキエル34:4/ (参考)

3 ネフィリムとは、巨人という意味です。ネフィリムは、大洪水を引き起こした暴力的で堕落した世界をあらわしています。権力や武力や財力という力を神とする人々が支配する現代も、思いのまま力で支配する洪水前の社会と変わらないように見えます。人に与えられた自由はどのような自由ですか。どのように用いるべきですか。
・ユダ1:18〜19/
・創世記2:16〜17,ガラテヤ5:13/

4 人々の罪の姿を見て、神はどう思われたのでしょう。セツの子孫がカインの子孫と一緒になって堕落するようになったのを見て、何と言われましたか。それは、どういう意味ですか。
・3節/
・創世記2:7,Uペテロ3:9/(参考)

5 ますます罪に陥る人々から神の霊を引き上げようということであり、120年は、神が世を裁くまでに悔い改める機会を与えてくださったあわれみの期間です。神は、地上に人の悪が増大し、その心に図ることがみな、いつも悪に傾くのをご覧になって、どう思われましたか。神のこの御心を知って、あなたは、どう思いましたか。
・5〜7節/
・使徒2:37〜38/(参考)

6 この時代、人々が地に増えていった時、罪も悪も増え広がりました。その人々の罪の姿と裁きの原因を象徴している言葉が三度くり返されています。(「乱して」も同じ原語です)それは、何ですか。その言葉の意味と人に及ぼす影響を考えてみてください。
・11〜12節/
・エレミヤ6:28,テトス3:11/(参考)

7 堕落と訳された言葉には、破壊する、腐敗させる、破滅させる、台無しにするという意味があります。人の堕落という罪の性質を全的堕落と言います。根本的な堕落、腐敗にあるということです。全的堕落のために、人は罪のある考えを抱き、罪のある行動をするようになるのです。堕落の影響は、私たちの存在の核心にまで及び、浸透しているのです。自分ではどうしようもない状態から人を救うために、神はどうしてくださいましたか。
・Tペテロ3:18/
・Tコリント6:20/

8 神は、人を造られたことを嘆き、心を痛められ、裁きを決意されました。このことは、神の創造が失敗したように見えます。女の子孫への約束は水の泡になるように見えます。あわれみ深い神は、8節を見ると、「しかし」と言って、洪水という裁きの時に、救いの道を用意しくださいました。それは、どうしてですか。何を用意してくださったのですか。
・8節/
・ヘブル11:7 /

9 「ノアは主の心にかなっていた」と訳されていますが、原文では、「ノアは、主の目に恵みを得た」となっています。神がノアに恵みを与えられたのです。神の恵みは、裁きを避ける方法を示され、ノアを用いて、救いの道を示されました。恵みを受けて、用いられて行くノアは、どんな人になりましたか。イエス様の十字架という恵みによって救われたあなたは、どのように生きていきますか。
・9節/
・エペソ2:5,8,10/

「命の実を刈り取ろう」

なぜ、人は恵みを受けると変わるのでしょう。恵みは、罪に支配された人に与えられる神のあわれみであり、人を変える聖なる力だからです。ノアの時代は腐敗して堕落していましたが、ノアはその時代に染まらない人生を生きました。その原動力は、神の恵みです。私たちはイエス様の十字架の贖いという恵みのよって救われました。その恵みに応えて生きることを願います。学びを通して与えられた気付きや導きを分かち合い、互いのために祈りましょう。エペソ2:5,8。

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